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都内在住会社員の日々の備忘録です。勉強、趣味(旅行や温泉巡り)について書いています。

AWS SAA(C02) 合格体験記

先週の土曜日(9/5)に一度目の受験でAWS SAA-C02に合格しました。勉強の際は、Qiitaやはてブロの合格体験記を参考にしてスケジュールを立てたので、私のこの記事も、これから受験する方の参考になればと思います。

 

 目次

1.受験の動機

普段はセキュリティ製品の保守運用がメイン。インフラの構築は滅多にやらない。ただ、普段扱う製品でもクラウドまわりの言葉を聞くようになってきたので勉強してみるか~くらいの緩い動機。案件上必要になったとかではない。(部署内にクラウド詳しい人あまりいないし取得したら優先的にクラウドの案件アサインされるかも…みたいな下心は大いにあった)

2.期間とスケジュール

勉強期間は、6月から9月までの3か月。
勉強時間は、約100時間。

ざっくりとした経緯は、以下の通り。

6月:会社でAWSのハンズオン受講。興味がわいたのでSAA受験を決意。自前のAWSアカウントを作成し、Udemyの講座と書籍を購入(詳細は後述)。ほぼなにもしない月。
7月:8月に受験すると決めたので、この頃から勉強開始。書籍とUdemyのハンズオンを1周する。Udemyの模試も2周する。
8月:AWSの公式模擬試験を受験し40%を叩き出す。「やばい、今受けても落ちる」と確信。信頼性、冗長性、コスト等の各軸に沿って最適な解が思いつくところまで勉強する。
9月:AWS SAAを受験

3.勉強した内容

(1).『これだけでOK!AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)』

AWS SAA合格者の記事にほぼ出てくる下記の講座を利用しました。

www.udemy.com

正直、試験に合格するだけであればハンズオンは必須ではない(問題集解くだけでも対応可)と思いますが、普段の業務で全く使用しない方だと、IAM、VPC、EC2、S3あたりのメインどころは触っておいたほうがスムーズに理解できると思います。時間に余裕もなかったのでRoute53以降は2倍速で流し見しました。

ちなみに、おまけで付いてる模擬試験の結果は以下の通り。

模擬試験①:1回目 60% 2回目 69%
模擬試験②:1回目 44% 2回目 66%

(2).『【SAA-C02版】AWSソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集』

これも合格者の記事にほぼ出てくる講座です。

www.udemy.com

本番よりも難易度が高い、もしくは同等と言われている本講座は、購入した教材の中で一番役に立ちました。1周目は、40~50%で凹みますが、本試験に出ないようなマニアックな問いもあるので点数取れなくても気にしなくてOKです。2週目は、1週目の復習した直後に解いたので若干覚えている問題もありつつの80~90%。3週目は、時間置いて本番の1週間前くらいから解き始めて平均して80%くらい。

各模擬試験の結果は以下の通り。

模擬試験①:1回目 49% 2回目 81% 3回目 90%
模擬試験②:1回目 49% 2回目 69% 3回目 66%
模擬試験③:1回目 43% 2回目 89% 3回目 84%
模擬試験④:1回目 55% 2回目 75% 3回目 80%
模擬試験⑤:1回目 50% 2回目 86% 3回目 73%
模擬試験⑥:1回目 49% 2回目 67%

正解を選ぼうとすると本番で通用しなくなるので、模擬試験の時から消去法で選ぶ癖をつけた方が合格に近づくと思います。例えば、知らないサービス/手法が本番に出題されたとしても、問題で聞かれているのは冗長性を高める設計で、だとしたらこれは有り得ない選択肢だよねといった感じで消すことで正解する確率を上げることが出来ます。

(3).『AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト』

 この書籍は、学習の補助テキストとして使用しました。一度通読した後は模擬試験の復習をする際の辞書的な使い方をして、試験前には、EC2のインスタンスタイプやEBS/EFS/Amazon FSxなど各ストレージの性能を確認する目的でも利用しました。(AWS公式ドキュメントだとかなり詳細な情報が掲載されていますが、ザックリとした確認であれば上記テキストが丁度良いです)

(4).公式模擬試験

様々な合格体験記を見ても、公式模擬で40%を叩き出しているのは私くらいな気がします。40%だったのが怖すぎてその後気合入れ直して勉強しました。今思えば、正解を選ぼうとしていたことが要因だと思います。問題集の項でも触れていますが、消去法を意識することの大切さをこの時痛感しました。

(5).おまけ

以下のサイトも学習の際参考にしました。

サービス別資料 | AWS クラウドサービス活用資料集
 ⇒テキスト読んでもいまいち...なサービスについて確認
AWS(Amazon Web Service) に関する用語の違いを説明
 ⇒類似サービスの比較及び整理に便利
よくある質問 | AWS
 ⇒おすすめ。「これを実現したときはどうすればいい?」的なのが一発でわかる

4.本番

当初の予定では8月最終週に受験する予定でしたが、試験会場に空きがなく9月初週に受験しました。ピアソン経由で受験しましたが特にトラブルもなく受験することが出来ました。試験時間は130分で、一通り解くのに100分かけて残った時間でフラグ立てた回答を見直しました。普通に解けば60分前後で1周目が終わると思いますが、途中集中力が切れてぼーっとする時間もあったのでこれくらいかかりました。

本番の試験は、Udemyのハンズオンに付いている模擬試験に近い難易度(※)でした。そのため、受けている最中も「これは落ちたなー」といった不安は特になく余裕をもって解き進めることが出来ました。
※体感での難易度は、Udemy模擬試験>本番≧Udemyハンズオン模擬試験

試験時間が終了すると、アンケート画面に遷移します。いくつかの問いに回答すると、しばらくして合否結果が画面に表示されます。合格の表示を確認した後退出し、帰宅後にスコアがAWSアカウントから確認できるようになっていました。

結果は以下の通り。

f:id:dogloovee:20200913230133p:plain

ギリギリでもないし余裕でもないという何とも言えないスコアですが、合格には変わりないので良しとします。

5.まとめ

以上がAWS SAA-C02の合格体験記となります。過去問が公開されていない試験なので、本番レベルがどの程度なのか受験するときまでわからず不安だとは思いますが、Udemyの模擬試験で安定して80%以上を出せるようになれば受験しても高確率で合格すると思います。
一通り各サービスの学習を終えた後は、ひたすらWell-Architectedを意識した設計を頭に入れる作業をしました。私は普段から絵に描けないことは人にも説明できないと思っているので、オーソドックスな設計については実際にノートに書きなぐってみることをおすすめします。描けない箇所が自分の理解が不足しているところだと一発でわかります。
とりあえず合格したので不安な日々からは解放されましたが、やはり普段の業務と違ったことは新鮮だし面白いので来年あたりにプロフェッショナルを受験したいなーと思っています。ここまでお読みいただきありがとうございました。参考になれば幸いです。